「ナルドの香油」
― 主に喜ばれる生き方 ―
マルコの福音書 14 章 1-11 節
メッセンジャー:小笠原 孝師
7/3 2022
レジュメ
序
◇これは律法学者たちがイエスを捕らえて殺そうと計画をめぐらしていた時(1,2)と
◇ユダが銀 30 枚でイエスを売ろうと祭司長のところへ行った時(10,11)との間にある厳かな出来事
◇この大切な時に弟子たちもできない、主に喜ばれた信徒マリアの生き方に学ぼう
1 みことばに聞き、みことばに生かされる生き方(ルカ 10:41,42)
◇マリアが主の足もとに座り御言に聞き入っていたことをなくてならぬことと大変喜ばれた
◇これが最も大切であり、また出発点 ― デボーション、祈り
2 時に仕える生き方(1,8,10,11)
◇マリアは時が迫っていたことをみことばに聞き入ることによりわかっていた
◇今しかできない従い。ささげものとして、高価なナルドの油を埋葬の用意にと頭に注いだ 主に仕えよ → 時に仕えよ(ローマ 12:11 永井訳)
昨日でも明日でもない、“今”しか永遠につながる時はない
3 いともよきものを主にささげる生き方(3)―(全霊、全生を注ぎ出す)
◇当時の若い女性が結婚の持参金として少しずつ貯めた高価な香油を注いだ ― 主を証し、主の栄光を表す最高の宝である聖霊を貯え続けてきた
◇現代の私たちはそれを主が喜ばれるために用いるべき、注ぎ出すべきではないか
4 からを破る生き方(3)
◇マリアはナルドの油を注ぎ出すために壺を割った
◇私たちはいただいた聖霊の恵みすらも、後生大事に自分のために壺を持って守っていないか。からを破らなければ聖霊は注ぎ出されない
5 対人関係より対神関係を大切にする生き方(4-8)
◇このことが人々に受け入れられないことをマリアはわかっていた。事実厳しく人々から責められた
6 物質的価値観からの神の国の価値観に生きる生き方(3-9)
◇これはマリアを責めた人々の言のように、効率的価値観から見れば、無駄な行為。しかしこれはイエスの十字架に向けての心からの愛の現れ(ヨハネ 12:24)
7 Being(あり方)が Doing(生き方)になる生き方(2-9)
◇1ではマリアは「みことばに聞き入っていた」(Being)から「できることをした」(8)、
「この人がしたことも・・・語られます」(9)と(Doing)が流れ出てくる生き方になる
◇そしてそれが主イエスに喜ばれ、神の国に広がる
み言葉
ルカ 10:41,42
41 主は答えられた。「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことを思い煩って、心を乱しています。
42 しかし、必要なことは一つだけです。マリアはその良いほうを選びました。それが彼女から取り上げられることはありません。」
ローマ 12:11
11 勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。
ヨハネ 12:24
24 まことに、まことに、あなたがたに言います。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままです。しかし、死ぬなら、豊かな実を結びます。